1月18日。
三ヶ日中学は(たぶん)他校よりも一足早く、この日から練習試合スタート。
対戦相手となるのは兵庫県の中学校だそうで、バスをチャーターし、4、5時間かけて三ヶ日までやってきてくれた。
「なぜこんな遠くまで…」
と思い、相手チームの父兄さんに話を聞くと、この時期は霜がひどくてグランドがほとんど使えないらしい。
しかるべき設備もないために、この時期になると野球ができる場所を探して出掛けるのだという。
ここらも寒いは寒いが、雪が積もることや、霜でグランドが使えないことはまずない。
この地域で野球ができる喜びを感じるとともに、積雪地方の方々のご苦労が(わずかにだが)実感できる練習試合となった。
試合の方はというと、無事に連勝することができた。
まだまだミスはあるが、その後にリカバリーできるというか、なんというか、とにかく“粘れる”ようになった。
ピンチになっても簡単に得点を与えない。
ヒットが打てなくても、少ないチャンスで得点を奪う。
そんなことができるようになっていたように思う。
これは冬前にはなかったモノ。
この冬の厳しいトレーニングで手に入れた“武器”が要所要所でプレーに活かされているように思える。
プレーしている子供たちを観ても、明らかに楽しそうにプレーしている。
厳しい冬を越え、チームは大きく“変化”した。
正直うれしかった。
できれば努力は報われてほしい。
ただ努力は気まぐれで、全く見向きもしてくれないことが多々ある。
だが、彼らの元に舞い降りた“努力”は、優しく手を差し伸べてくれているような気がする。
これからは“結果”。
練習試合から結果を積み重ね、大きな成果を得てほしいし、それはきっとできるはず。
そう思わせてくれた一日だった。