求められる“結果”!

8月24日。

いよいよこの日から「練習試合」がスタート。
厳しい基礎練習に耐えてきた成果がいよいよ試されることになる。

この日の対戦相手は北浜東部中。
会場は三ヶ日中グランドで、午前中に練習試合を2試合行い、午後からは合同練習という予定。
ただこの日は、コウタがお世話になった「三ヶ日フレンズ」が“2年ぶり”となる県大会出場を懸けた試合があり、その試合の観戦のため練習試合を観れるのは2試合目から。

朝、中学のグランドに顔を出すと、1年生のサウスポーが投球練習をしていた。
声を掛け状況を聞いてみると、
「1試合目が自分で、2試合目がコウタさんです。それぞれが7イニング投げます」
と教えてくれた。

「2試合目なら間に合うかな」
なんて思ったが、
「7イニングももつかな…」
なんて不安も浮かんだ。

とにかく怪我人が多い。
レギュラークラスの約半数が出場できない。
試合に出場する予定の子たちも、ほとんどがどこかを痛めている状況…。

(試合になるかな…)

数え切れない程の不安を抱えたまま、少年野球の大会が行われる会場へと向かった。



少年野球の試合が終わり、三ヶ日中グランドへと戻る途中、1試合目の結果がメールで送られてきた。
「6対1 三ヶ日中勝利」
多少のミスはあったものの打線もそこそこ爆発。
中学デビュー戦となる1年生サウスポーはほとんどピンチを招くとこなく、失点はミスが出た最終回の1点のみ。
あわや“完封”という好投を観せたようだ。

正直いうと“焦った”…。

新チームとなり初めての試合。
となればこの試合が基準。
特にこの日は“同じ”チームと2試合行うダブルへダー。
簡単に言えば、2試合目は1試合目と“比較”される。
相手は同じ。
特にピッチャーの比較はしやすい。
大きく崩れるようなことがあれば“即”クビになる可能性がある。
そもそも1年生左腕とコウタでは、ピッチャーとしての能力に圧倒的な差がある。
コウタがピッチャーとして生き残るためには、“結果”を出す必要がある。

練習試合をはいえ、“結果”が必要となるマウンドとなった。


試合は北浜東部中が先攻。
緊張感に包まれた中、コウタがマウンドへあがった。

求められる“結果”!
マウンド上で笑顔を見せるコウタ。
どうやら緊張しているのは親だけのようだ…。

先頭打者を危なげなく内野ゴロに打ち取り…
と思った矢先、内野手の送球が逸れ、出塁を許した…。

次の打者も再び内野ゴロ。
おあつらえ向きの“ゲッツー”と思ったら再び悪送球…。

いきなりノーアウト2、3塁のピンチとなった…。

相手はクリーンナップ。
大量失点も覚悟したが、内野ゴロの間に1点を奪われたが、後続を打ち取りこの回は1失点のみ。

満身創痍の中でもプレー。
捕球するまでは問題ないのだが、送球には多少難が残るのは致し方ない。


求められる“結果”!

その裏、足と小技を絡め2点を奪い逆転に成功!

求められる“結果”!
この日“4番”に入ったトシヒロは一試合目で長打2本!
レギュラー争いは混沌としてきた。


求められる“結果”!
逆転してもらったコウタは、危なげないピッチング。
強風にあおられた力のないボールが、程良い変化をしてキャッチャーミットに収まる。
どうやら風のおかげで打ちづらかったようだ。

投球フォームも若干だが、従来とは変わっていた。
自分なりに考え、より制球が定まるフォームに変更したようだ。
コウタなりに、ピッチャーとして“生き残る”ために試行錯誤を繰り返しているようだ。


ただ、最も驚いたのは“バッティング”。

求められる“結果”!
※写真は一打席目。

求められる“結果”!
ファーストゴロで終わったあとの第二打席。
打球は強烈なライナーで一、二塁間を抜けライト前へ!
生涯で始めてくらいの“クリーンヒット”!

二打席目でしていたバッティンググローブは“白”。
“ここぞ”という時にしか使わない“大切な”バティンググローブ。
そのグローブを付けて、中学生になって“始めて”ヒットを打った。
バッティンググローブが打たしてくれたのかもしれない。


試合は3対1で三ヶ日中の勝利。

コウタは初回の失点以外は危なげないピッチングで“無事”完投。
風にあおられる程遅い球によほどタイミングが合わなかったのか、許したヒットは1本のみ。

なんとか“結果”が出た。


どこかできっと打ちこまれると思うが、この日必要だったのは“結果”のみ。
結果が出たのはとても良かった。

一方で、ポジション争いで後塵を拝している子たちが活躍し、ポジション争い、背番号争いは一層激化が進んだ印象を受けた。

怪我人は相変わらず多いが、チームとしては非常にポジティブな“結果”になったように思う。


初の公式戦となる「新人戦」までは約1ヵ月。
チームの2枚看板である、ユウキとサトシもそれまでには復帰できる見込み。
コウタを含めた“崖っぷち”の子たちの活躍が、チーム力を大きく引き上げるはず。
多くの主力を欠く今、控えの子たちにとっては大きなチャンス。
ミスを恐れず、思い切ったプレーで“レギュラー奪取”に向けてアピールしてもらいたい。




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