9月23日(祝)。
この日は、コウタがお世話になっている三ヶ日東小学校の運動会。
昨年の運動会は、事故後1ヶ月で開催されたため、コウタはほとんど参加なし。
強引に「徒競走」と「よさこい踊り」に“一番後ろ”で参加していたのが印象的だった。
小学校“最後”となる今年の運動会は何があるのだろうか。

入場行進でいきなりコウタ登場!一番前で“校旗”を持っての入場だ。フレンズでは“団旗”、県大会では“支部旗”、そして学校では“校旗”。もはや見慣れた光景だが、ひとつ疑問が…。
フレンズを代表して“旗”を持つのはわかる。
なぜなら、コウタは“キャプテン”だからだ。
なぜ、コウタは“校旗”を持って一番前を歩いているのだ?
確か、学校では“企画委員”をやっており、その委員長をやっている、ということは聞いたことがある。
しかし、なぜ企画委員長が、全校生徒を代表して“校旗”を持っているのだ?
聞けば、昔の“児童会”がなく、その役割を“企画委員”がやっているとのこと。
ということは、“企画委員長”とは昔で言う“児童会長”ということ。
それで“校旗”を持っていたのだ。
どうやら、学校でも頑張っているようだ。

コウタの次にサトシが登場。“優勝カップ”的なものを手に持っての入場だ。その“デカさ”で一際目を引く。
サトシは“赤組”の応援団長だった。

サトシの後ろにはユウが。
どうやら“赤組”の応援副団長のようだ。フレンズの副キャプテンは、ここでも団長を傍でサポート。
これだけフレンズの子たちが“主要どころ”の役割を任されているのを見ると、なんだか誇らしい気持ちになった。

エイスケは…。ひとりだけカメラ目線…。
なんだか恥ずかしい気持ちになった…。
プログラムが順調に消化され、6年生の徒競走になった。
実はコウタは、一度も徒競走で一番になったことがない。
昨年は、怪我の影響で出場の予定がなかったが、直前に本人が直訴し、“一番後ろ”を走っただけ。
“トップ”を取りたい、という意欲は非常に強い。

なんとか“トップ”でゴール!徒競走“初”の一番だ!

俊足が揃うパーティーに組み込まれたサトシは、とびっきりの笑顔でゴール。順位は伏せておきます…。

お昼休みを“パシャリ”。休憩中も一緒にいるとは仲良いですね!
午後からはリレーと団体競技。

コウヘイ発見!コウヘイだけ“白組”でした…。

よさこい。
去年は合同練習に参加できず、見よう見まねで一番後ろで踊っていましたが、今年は“一番前”で、しかも“真ん中”。
一年越しで立派に演舞できました。

「組み体操」も一年越し。
一番大きなピラミッドの“一番下”を担当。
重かったと思うが、その細い両腕で、しっかりと支えることができた。
その細い両腕が支えるモノは、上に乗っている人の信頼と、自分の過去。
事故から約13ヶ月。
昨年は支えることができなかったその二つを、コウタはしっかりと支えていた。
腕を使うひとつひとつの出来事が、これからもコウタを大きく成長させることだろう。
それは全て自信となり、壮大な未来に向かって正しく進んでいくと信じたい。

最後は「愛と青春の旅立ち」ばりに、帽子を空に投げて終演。
フレンズの子たちは、野球を通じ、非常に積極的に物事に取り組めていると実感。
あらためて、スポーツの持つ力を感じた一日となった。
小学校での生活も、フレンズ同様にあと“わずか”。
どちらも悔いなく、頑張ってもらいたい。
正しい未来に向かって。