9月15日。
今日は左腕のギブスを外して再検査の日。
再度レントゲンを撮り怪我の治り具合を確認する。
ピザをカットする丸いナイフのような器具でギブスをカットする。
現れた左腕は右腕よりのさらに細くなっていた。
レントゲン室に入りレントゲンを撮り、レントゲン室の前の待合所で結果が出るのを待つ。
程なくしてから
「では、整形外科に行ってください」
整形外科へと向かう。
「ギブス外れるかね?」
コウタが嫁さんに尋ねる。
「いやあ~、いくらなんでもまだでしょ」
整形外科へ入る。
先生がレントゲンを見ながら説明。
「結論から言いますと、非常に順調です!骨はもうくっついてます!」
(ほっと一安心する嫁さん)
その後も先生の説明は続く。
「…ということですので、ギブスは終わりです!」
ドクターヘリで搬送された事故から“わずか”25日。
両手のギブスが外れた!
それを聞いたコウタがすかさず先生に質問。
「キャッチボールやっていいですか?」
「は?だめだめ!」
「素振りは?」
「だめだめだめ!」
先生苦笑い…
「右手だけなら素振りやっていいですか?」
コウタの攻撃は続く。
「それも絶対だめ!」
(もうすでにやっているのだが…)
「まだ重いものをだめ!持っていい重さの目安は2キロくらいまで!とにかく2週間は“絶対”安静にするように!」
2週間後に再検査があり、その時に問題がなければ少しずつ負荷をかけていくことになるらしい。
思った以上に回復が早くて良かった!
しかし、野球をやれるようになるまでは、もう少し時間がかかるようだ。

「ゲームはリハビリ」と言い放つコウタ。まあとにかく両腕ともギブスが外れてよかった!
つづく