学童野球の意味!

息子が中学の野球部に入って3カ月が経過した。

小学校の時よりも野球に興味が出たような気がする。

現在やっているのは“球拾い”と“ランニング”。
にも関わらず、以前にも増して野球が好きになっているような印象だ。

少しずつだが、上達もしているような気もしている。

「誰かに教えてもらったの?」
と聞くと、

「見本が多いから」

と返ってきた。

確かに小学校の時に比べれば、圧倒的に見本が多い。
三ヶ日中学には、上手な、見本となる先輩が多くいる。

そもそも「学童野球」と「中学野球」にはどんな違いがあるのだろう。

どんな事が大事なのだろうか。

最近、よく考える。

ある人に「学童野球は勝つ野球で、中学野球は負けない野球だ」と言われた。
話を聞いていくと、それは技術的な話だった。
聞きたかったのは、もっと大きな部分での考え方だったのだが、唐突もなく質問したので、答えてくれただけでありがたかった。

しかしながら、よくよく考えると「なるほど!」と思った。

学童野球は“勝つ”野球であると。

勝つ野球とは何か。

それは“諦めない”野球だ。

仲間のミスに腐ることなく、対戦相手との力の差に愕然とすることなく、決して諦めることなく、チーム一丸となって“勝利”を目指す。それが学童野球。勝敗はあくまで結果。大切なのは結果にいたるまでのプロセス。諦めずに戦えたかどうかだ。

中学生になれば、みんな何らかの部活に入る。
運動部に入れば土曜・日曜は練習、もしくは試合となる。

しかし小学校の間は、部活(中学のような)はない。
自らスポーツ少年団などに入らない限り、土日は“休み”だ。

学童野球をやっている子供たちは、土日を犠牲にして野球をやっている。
他の子たちからの遊びの誘いを断り、怒鳴られながら野球をしている。

我慢しているのだから、“何か”が残って欲しい。

それは試合の結果かもしれない。
しかし、そこはみんなが目指している。
結果が出ずに終わる子がほとんどだ。

では、結果が出なかった子たちは頑張っていないのか。

否。
みんな頑張っているのだ。

学童野球で“得る”モノ。

それは“心”。

「絶対に諦めない!」という強い気持ちだ。

その気持ちこそがその後の財産になるはず。


思うような結果が出ずに嘆く親…。

子供たちに勝利を義務付ける指導者…。


いま一度、子供の目を、その奥で燃え上がっている心を見てあげて欲しい。
炎がくすぶっているのであれば、煽いであげて欲しい。


子供たちは“間違いなく”頑張っている!


いろいろな考え方があるとは思う。
実際のところ、そこまで考えもまとまっていない。


下手くそなりに頑張る息子をみて、学童野球について考えている今日この頃だ。


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