いばらの道!

1月25日に浜松トレセンの解散式が行われ、9月から始まったトレセンが終わった。

娘のバレーボールとともに、週末の楽しみのひとつであったが、これでしばらく野球とはお別れとなる。
とにかく、“あっ”という間だった。

野球をする姿を瞼に焼き付けようと、できるだけ試合会場に足を運んだ。
良いピッチングをする時もあったようだが、自分が会場に行った時は、おおよそ、大したピッチングをすることはなかった。

当初は、週末に友達と野球をしに行く、感覚だったと思うが、次第に自身のピッチングを考えるようになり、最後の方は試行錯誤しながら、野球に取り組むことができたように思う。

トレセンに参加して最も良かったことは、やはり“友達が増えた”ということではないだろうか。
違う中学の子とキャッチボールをし、違うチームの子とともに練習し、違うチームの子とともに試合をする。
違うチームの子と楽しげに話をする姿を観ると、僅かながら成長を感じることもできた。

高校受験を控えた時期に、貴重な週末の時間を野球に割くことで多少不安があったのも事実。
だが、同じ目標を持った子たちとともに過ごした時間は、今後の目標設定をする上でも、高校の進路を決断する上でも、非常に有意義だったと思う。

何事もなければ、コウタは次のステージ、“高校野球”へと進む。
このトレセンで出会った仲間たちと、今度は甲子園を目指して戦うことになる。

高校では、今までとは比べものにならないほど、厳しく過酷な時間が訪れることになると思う。
中学入学時にコウタと交わした約束は、「中学が終わるまでは野球を頑張る」というものだった。
コウタには“野球を辞める”という選択肢もあった。
だが、コウタは「高校でも野球をやる」という、高く険しい道を選んだ。


先の高校サッカー選手権大会で、ある敗れたチームの監督が、涙にくれる選手たちにこんなことを言っていた。

「この先に人生、さまざまな選択肢が訪れる。その時は迷わず“嫌な方”を選んでくれ。決してラクな道を選ばず、厳しいと思う道を選んでくれ。その先にこそ成功がある」

彼らは、辛く厳しい練習を盛り越えたこそ、全国大会へ到達した。
全国大会はラクをして辿り着ける場所ではない。
厳しい道を選んだからこそ、全国大会出場という“成功”を掴めたのだ。

そして、これはスポーツに限った話ではない。
人生も同じ。
厳しい道の先にしか“成功”はない。

たった一度きりの人生。
険しく厳しいいばらの道を、熱い気持ちで駆け抜けてほしい、と思う。


いばらの道!


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