第87話/不撓不屈!

ワカさん

2012年02月09日 13:20

2月8日。

この日は夜間練習が行われた。
来週も夜間練習はあるのだが、新チームとしての練習になるため、この日の練習が6年生にとって“最後”の夜間練習となる。

夜間練習は主にバッティングを中心に練習する。


バッティング練習といってもティーバッティング。それでも懸命にボールを叩いていた。


打球の威力が全く違うサトシ。ひとりだけ中学生が混ざっているようだった。


エイスケは以前の“キレ”を取り戻そうと必死に振り込む。

みんな以前よりも“間違いなく”スイングが鋭くなっている。
素振りなどの努力は継続していたのか、それとも単純に力が付いただけなのかわからないが、いい振りをしていた。

いまだ“成長”していた。

5年生も“みんな”、スイングが鋭くなっていた。
少しずつ自覚が芽生えてきたのかもしれない。

今週末の町内大会を最後に6年生は卒団となる。

帰宅後、コウタに質問をしてみた。

「どう?優勝できそう?」

「優勝するよ!もし負けてても最終回に逆転するし!」

今までの経験がそう言わせるのか、はたまた性格なのかはわからないが、最後まで諦めるつもりは毛頭ないらしい。
しかしながら、コレこそが今年のチームカラー。

不撓不屈。

ありきたりの、誰しもが簡単に使う言葉ではあるが、この言葉が今年の6年生には似合うと思う。

卒団式にはこの言葉を贈りたい。


コウタの少年野球は間もなく終わる。

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