成熟の先の“激震”。

チーム結成後、最初の目標であった『東海大会出場』を決めた
三ヶ日中女子バレー部の次の目標は、『東海大会ベスト8』となった。

1月の終わりまでは、市内チームと練習試合。
そして、1月31日は選抜大会である『北浜大会』に出場。
オールストレート勝ちで優勝を果たすと、
2月からは、東海大会を見据えて遠征に出発。
愛知県はもちろんのこと、岐阜県や三重県へ強豪チームを求めて出掛けた。
全勝する日もあれば、ほぼ全敗の日もあったが、
何が通用し、何が通用しないのかを確認するうえで、絶好の機会となった。

2月21日・22日に行われた『浜松市民スポーツフェスティバル』では、
順当に決勝まで進出したものの、またもや西遠女子中に敗れ準優勝。

この頃になると、“強豪校”としてのオーラで出始め、
練習試合も含めて、ほとんど取りこぼすことはなくなっていた。
実際に見ているこっちにもその雰囲気は伝わってきており、
安心して試合を見ることができていた。
きっとこれが“強豪校の遺伝子”なんだろう、と思ったりもしていた。
時間は掛ったが、やっと「三ヶ日中女子バレー部らしく」なってきたような気がした。

3月7日には選抜大会『浜北西杯』が浜北西高校で開催。
ここでも圧倒的な強さを見せ、オールストレート勝ちで優勝。

東海大会に向けて、順調に仕上がっていると感じていた。


東海大会出場が確定した1月中旬から、東海大会直前となる3月中旬まで、
こなしたセット数は141。

欠点を見つけては修正する作業を繰り返し、チームは成熟し始めていた。
目標は『東海大会ベスト8』。
これは実に高い目標。

過去3季連続で東海大会へ進出している三ヶ日中だが、
なぜか東海大会では結果を出せておらず、いまだ未勝利。
過去のチームと比べると、最もレベルの低いチームなだけに、
『東海大会ベスト8』という目標は、
それはそれは果てしなく高い、夢のような目標だと思っていたが、
いまや具体的な目標。
そう思えるレベルまで上がってきているという手応えがあった。


そんな矢先、ニュースが飛び込んできた。

「三ヶ日中女子バレー部顧問異動!!」

子供たちも、親も、
心の底から、全幅の信頼を置いていた顧問の先生が、
『東海大会』を最後に、異動することが発表された。


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