この週末は“久しぶり”に学童野球を観に行った。
観に行ったのは4年生以下の選手で行われる「スーパージュニア大会」の支部予選2回戦、対細江との試合。
この試合には、家族ぐるみでお付き合いいただいているトコの子が“二人”出場したので見学に行った。
久しぶりに肌で感じる“熱さ”!
コウタが卒団してから、まだ数ヶ月しか経っていないが、とても懐かしく感じられた。
この二人は“唯一”2年生からフレンズに入団し、今年で3年目になる。
個人的にフレンズの背番号で最も愛着がある「10」は、そのうちの一人“カンタ”が付けた。
うれしかった。
もう一人のエイスケはセカンドで出場。
2年生の時から、共にサボったりすることなく、一生懸命、野球に取り組んでいた。
試合は、フレンズ・細江ともバッテリーエラーが続出したが、細江が勝利。
キャプテンであるカンタは人目をはばからず涙を流した。
初めての試合としてはナイスゲーム!
よく頑張りました!
が、試合を観て感じたのは、明らかに経験不足だったこと。
プレー自体には大差がなかったかもしれないが、細江の選手は次の塁を貪欲に狙い、ミスを誘い、得点を加えた。
一方のフレンズは、実践経験不足をいたる所で露呈し、“無駄”な失点を重ねた。
今後の練習、試合で少しづつ経験を積んでいくしかないのだが、意外とこの“経験値”というのは簡単に詰まるモノではない。
細江や三ヶ日ジュニアファイターズなどの強豪チームと三ヶ日フレンズとでは練習量、試合数ともに“雲泥の差”がある。
むしろ“差”は開くのだ。
勝利を目指し、技術を磨くのは“当たり前”のこと。
どこのチームでもやっている。
そこに“特別”なことなどない。
改めて思ったのは“チーム力”の大切さ。
経験値や技術で勝る相手に対してはチーム力で対抗する。
みんなが声を掛け合い、それぞれのやるべきことを明確にし、みんなが声を張り上げ、ピッチャーと共に相手バッターに立ち向かう。
時にこのチーム力は経験値や技術を凌駕する。
しかしながら、この試合“それ”ができていたのは細江の方だった。
経験値、技術で劣り、さらにチーム力でも劣るとなれば、勝利などとても舞い込んでは来ない。
負けた時の悔しさ、勝った時のうれしさ。
それを個人だけのモノにしてはいけない。
野球はチームスポーツ。
チームで共有する必要がある。
技術とともに育むは“チーム力”。
個々の温度差の解消、共通の目標設定が大切だ。
それを育てるために、試合後子供たちで話をさせてみてはどうだろう。
試合でできたこと、できなかったことなどを話をさせてみてはどうだろう。
チームでできなければ4年生だけ、最初は父兄の方が質問するカタチでもいいかもしれない。
自分が言っていることが“大きなお世話”であることは十分理解している。
だが、学童野球は“あっ”という間に終わる。
親子で野球を楽しめる“唯一”の期間である学童野球はすぐに終わる。
遊びたい盛りの小学生なのにそれを我慢して、毎週毎週野球をしている。
だから“何か”を手にして欲しい。
単に技術だけではなく、もっと感情的なモノだったり、心情的なモノを手にして欲しい。
技術を教えるのは監督やコーチなどの指導者の方々。
お父さん、お母さんには“何か”を手にするためのサポートをしてあげて欲しい。
さらに加えると、子供たちはお父さんとお母さんに喜んでもらいたくて野球をやっている。
子供たちが見たいのはお父さん、お母さんの笑顔であり、欲しいのはお父さん、お母さんの「頑張ったね」という労いの言葉。
だから子供に「ダメだ!」とか「何やってんだ!」とかは言わないで。
良かったプレーを見逃さないで。
プレー以外でもチームに貢献したことを見てあげて。
そうすれば子供たちはもっと野球が好きになりますよ。
そして、ビックリするくらい多くの感動を子供がプレゼントしてくれるはずです。
カンタ!「10」がとても似合ってたよ!よくできました!